ロングなの?ショートなの?ローソク足で方向を見極める

突然ですが、皆さんはこのような経験がないでしょうか?

 

レートがレンジをブレイクしたのでロングエントリーしたら、逆に戻ってきて損切にあってしまった。

又は、ネックラインを割ったのでショートエントリーをしたら、逆行して損切にあってしまった。

長年トレードをしていると誰にでもこのような経験があると思います。

 

いわゆるダマシってやつですよね~

逆にダマシになると思ってエントリーを控えたら、レートはそのまま行ってしまったなんて事もあると思います。

 

ダマシとブレイクを完璧に把握するというのは、正直ある程度時間が経過した後でしか分からないですが、そこまで指をくわえて見ていてはチャンスを逃しかねませんし、損切幅も広くなります。

 

そこで今回はトレード事例を踏まえてローソク足で方向を見極める見方をご紹介したいと思います。

 

ローソク足

トレード事例に入る前に、まずは軽くローソク足について触れてみたいと思います

下記の図を見てみてください

 

図1

 

レートが上昇してきて直近では陽線が続いています。その後、陰線が実体ベースで前の陽線を包みました。

これって上位足で見るとどのような状態か分かりますか?

上位足で見ると次のような感じです。

 

 

そうです。上位足ではヒゲになっているんですね。

 

下位足では抜けているが上位足では抜けていない


仮に上の青いラインが、何らかのレジスタンラインだとしましょう。

下位足ではラインを抜けていて、抜けたように見えますが上位足では結局抜けていないという判断になります。

これがダマシの正体になります。

 

必ずしも下に落ちると言いたいわけではありません。相場には事前に100%こうなるという、物差しは存在しないのであくまでも1つの判断材料になるという事です。

トレード事例

今回の事例は、2023.2.20のGBPJPYになります。

 

自分がチャートを確認した時の画像がこちらです。

 

 

15分足で安値を切り上げて、直近の高値をブレイクしてきていた状態でした。

 

ここには画像を載せていませんが、15分足的にも1時間足的にも「一瞬上か?」と思わせる状況でした。

 

ただし、4時間足を確認すると

 

 

上に効いている抵抗帯がある事が分かっていたので、上に付いていくのは止めてサインが出たら、ショートをしようと考えました。

 

15分足に戻ります

 

 

まず上の赤丸で大きな陽線を陰線が包んで下落し確定しました。これだけでもENTRYできなくはないのですが、大抵こういう場合はもう一度上試しをします。

 

次の足でも上に行けないのを確認して5分足に落としてENTRYしました。

※今回は5分足は割愛します

 

次はエントリー時の1時間です

 



 

1時間足で確認するとMAがありますのでなかなかショートは狙いにくい状況だとは思います。

ただ、4時間足と15分足のローソク足で判断した状況から、方向は下で一旦の短期的なリトレースが入ると判断しました。

 

エグジットの目標は15分足でEMA200です。

 

その後

 

順調に下がって行っているのが確認できると思います。

実際、目標まで含み損無しのトレードでした。

 

エグジット

 

 

無事目標値まで届き利確する事ができました。

 

まとめ

今回は相場の方向をローソク足で判断する事例としてご紹介しました。

相場の未来はどんなに優れたトレーダーでも神様でもない限り、誰にも分かりません。

私も天才ではないので未来は分かりません(笑)

 

ですので、上がるか下がるか分からない相場の中で、「いかに自分がエントリー根拠を持ってトレードするか」が大切になってくると私は思います。

 

根拠が崩れた時に適切に損切をし、そうなる迄はトレード前に決めたプランを実行する。

そういう事を積み重ねる事によって利益が積みあがっていくと思います。