エントリーは上位足の方向に逆らわない方が勝ちやすい
その日のトレード戦略を組み立てる時に、大体の人は上位足から考えて下位足でタイミングを図るという事をやられていると思いますが、実際はどのようにして、タイミングを図られていらっしゃるでしょうか?
例えば、「水平線を引いてレジサポ転換で押し目買い、又は戻り売り」とかも基本的なエントリータイミングになるかと思いますが、待ち構えていた高値・安値まで戻らずに行ってしまう事も度々あると思います。
そうなってしまうとせっかく待ち構えていたのにエントリーチャンスを逃してしまう事になりかねません。
逃すだけならまだ良いのですが、最悪の場合、レートを追いかけて上がった先で高値を掴んだり、下げた先で安値を掴まされたりする事に繋がってきます。
また水平線だけじゃなくMAでも同じような事は起こると思います。
そこで今回は水平線の手前や待ち構えたMAで折り返してもタイミングが掴めるような事例を紹介したいと考えております。
トレンドフォローする時に使うツールは2つ
私がトレードする時に使うツールはほぼ2つだけになります。
の2つになります。
このような場面ってよくありますよね。
確かに意識されたサポートやレジスタンスって重要なのですが必ずしもそこまで押しや戻りを作るとは限りません。
自分が待ち構えていた水平線やMAの手前で折り返してしまった場合、諦めるしかないように思うかもしれませんが、できればせっかくのチャンスを逃したくないと思うのが本音だと思います。
だって、FXってお金を増やす為にやっているのですから!!
ボリンジャーバンドを活用する
では実際に私がエントリーしたトレード事例からご紹介したいと思います。
今回のトレードは2023.2.14のGBPJPYになります。
まずは4時間足から見ていきましょう
4時間足
4時間足でいうと、前回の高値に止められて陽線が大きくヒゲをつけ次足から陰線をつけて割ってきている状態でした。(カップ)
ただ、直近の高値は超えてきているので、基本的には押し目買いを考えたい所です。
ではどこで押し目を拾うかと考えた時に、このチャートから分かる情報としては
- 直近のサポレジに使われたラインを使う(この場合ゾーンで考えます)
- MAまで戻しを待つ
の2つが考えられますが、ラインまではまだ届いていませんし、MAに関してはまだまだ距離がある状況で、もし手前で折り返してしまったらトレンドに乗り遅れてしまう事になりかねません。
ではこちらのチャートをご覧下さい
先程のチャートにボリンジャーバンドを付け加えたものになります。
レートは1σの上で止まり陰線ですが、少し下ヒゲをつけて止まっている状態です。
こういった場合私は1σで反発するかも?と考え、
次足が陽線になる可能性を模索します。
ただし、4時間足だけでトレードしようとすると足が大きすぎるので損切幅が大きくなりすぎます。 ※なるべく損切幅は小さくリワードは大きく取りたいですからね
そこで順次下位足に落として下位足の方向を模索します。
1時間足を見てみましょう
1時間足
1時間足で確認するとレートはMAを割り、下に下げている状態です。
ただし、注目してほしいのがボリンジャーバンドの-1σがレートに対して向かってきている状態です。
このような場合、必ずしもそうなるとは言いませんが、大抵は一旦反発しやすくなり、一気に下がるとは考えません。
ですのでロングが狙えるかどうかを考えます。
エントリーの仕方
ここで一旦整理すると
- 4時間足は直近高値を超えアップトレンド そのままトレンドを継続するか
- 1時間足はMAを割って来てはいるが、-1σが抵抗帯となり再度MAを超えられるか
という状況です。
つまり、1時間足が-1σで反発してMA21を超えてくれれば4時間足は1σに乗りトレンドが継続してくれるという事になります。
最後に15分足で確認します。
15分足
※私がチャートを確認したのがこの状態でした。
少しわかりにくいかもしれませんが、15分ではEMA100で反発し一旦1σで止められますがMAは超えてきている状況です。
ダウ理論的にも次に安値を切り上げれば、ENTRYしたい所です。
実際にENTRYした時の図です。
念の為、15分足で安値を切り上げるのを待って、それと共に1σを超えた足でENTRYしました。自分的には自信があったのでロットも2つ張りました。
※鉄板の形でした
エントリーからエグジットまで
上のチャートはエントリーからエグジットまでを4時間足で表したものになります。
上位のトレンドを狙ったトレードであり、3波目になるので直近の高値は超えてくるものと考えていました。よって、利食いはその上の節で利食いしました。
結果的に目標にまで届いて、約120pips程行きましたので良かったです。
では最後に1時間足も確認してみましょう
-1σで反発したレートが、そのままMAを超えて行っているのが確認できると思います。
1時間足では、安値も切り上げていない状況ですのでボリンジャーバンドが無いと、なかなかエントリーしずらい状況だと思います。
まとめ
上位足で押し目買いをしたい時に、意識された水平線やMAまでが遠い状況で、自分が待ち構えていたポイントまでレートが届かずに折り返してしまう事もあります。
そのような時は上位がアップトレンドでトレンドになると考える事ができれば、ボリンジャーバンドを活用してエントリーすることが可能です。