一番簡単なエントリー方法を教えます
前回のブログでは5分の時間軸でトレードするよりも30分でトレードした方がなぜ勝率が高いのかをお話ししたと思いますが
今回は引き続き
時間軸の異なるサポート・レジスタンスラインをどうやって考える
の続きをトレード事例を踏まえてご紹介していきたいと思います。
トレード事例
少し前のトレードですが、2023/2/3のGBPAUDになります
当時はエントリー時のキャプチャーを取っておりませんでしたので、検証用のソフトでチャートを再現しております。
日足と4時間足です
当時の私がチャートを見た時の状態です。
日足、4時間足共にダウントレンドで推移していますので、日足と4時間だけで言えば戻り売りをどこで狙うかを考えるのがセオリーになります。
※現実のトレードは戻しの部分で短期足でロングも取っていますが、今回はごちゃごちゃするといけないので、その話しはまたいつかの機会にします
4時間足では、それぞれ高値①、②、③から安値を更新している
(ヒゲか実体かは今回はこだわらないものとします)
また、EMA100から落ちているのが分かるかと思います。
4時間足の情報としては
- ①、②、③の高値から下落し安値を更新している
- 前回の高値はEMA100から下落している この2つの情報をⅠとする
となるので、戻り売りを考えるポイントは①、②、③の高値とEMA100となります。
一方で日足を見たら、Aのラインで直近の高値がネック付近でサポレジ転換し、安値を更新しています。それと前回の高値がMA21を起点に安値更新しています。
日足の情報としては
- Aのラインでサポレジ転換し安値を更新している
- 前回高値がMA21を起点に安値を更新している この2つの情報をⅡとする
となるので、およそAの付近まできたら、ショートエントリーを考えていました。
時間を進めます。
時間が経過し4時間足の①の高値は超え、一度②の高値で落とされますが、今度は①の高値に再度支えられ②の高値を超えてきました。
実際にそういう事はあまりないとは思いますが、仮にあなたが4時足しか見ずに①と②でショートを打っていたら見事に損切となります。
(※ここでは時間軸の概念を理解してもらう為に極端な話をしています)
では日足を見てみましょう
日足では、当初の戻り売りを予定していたポイントまでレートが戻ってきました。
では、ここに到達したからといってショートを打てばいいのでしょうか?
そんなに単純ならFXは苦労しませんね。
ではどういう形になればショートを打てるでしょうか?
皆さんも考えてみて下さい。
答えを出す前に、先程整理した4時間足と日足の情報を見てみましょう
4時間足のⅠの情報は
- ①、②、③の高値から下落し安値を更新している
- 前回の高値はEMA100から下落している
でした。
そのうち①、②、③はレートが上に抜けて行ってしまったのでもう必要ありませんので消します。
次のEMA100はまだ残っていますので、反応を見る必要があります
次に日足のⅡの情報です
- Aのラインでサポレジ転換し安値を更新している
- 前回高値がMA21を起点に安値を更新している
日足でのこの2つの情報はまで残っていますのでこの2つは使えます。
つまり、残った情報を整理して使うと
4時間足
- EMA100から狙う
日足
- Aのライン到達から狙う
- MA21から狙う
となります。
これでエントリーの条件は決まりました。
この条件を満たす環境の下でサインが出ればエントリー出来ます。
エントリー
4時間足を見てみて下さい。
EMA100に到達したらピンバーが出ました。ー①
レートが止められた証拠ですね
日足を見て下さい
MA21で上髭をつけ始めています ー②
Aのラインに到達しています ー③
3つの条件が揃った所でサインであるピンバーが出ました。
これはもうエントリーしないといけない場面ですね。
実際、私はこの足でエントリーして100pip程取ることが出来ました。
この説明を聞いて「うん、自分もそう思う」という方は実際に「勝てているトレーダー」の方だと思います。
逆に「ちょっと理解ができない」という方は残念ながら相場の本質をまだ理解できていない方だと思います。
でも大丈夫です、このブログではなるべく簡単で基本的な事を主に書いていこうと思っていますので、このブログを読んでいるうちに段々と理解できていけると思います。
まとめ
今日は前回の
時間軸の異なるサポート・レジスタンスラインをどうやって考える
の続きをトレード事例を用いてご紹介してみました。
この事例では4時間足と日足だけですが、考え方は前回の5分と30分足のお話しと一緒です。
要は自分がどの時間軸でトレードするのか?
4時間足だけでなく、上位の環境も考慮できないと勝てない訳です。
逆を言えば、日足だけでトレードすれば今回の事例だけに限って言えば勝率は高いわけです。
相場はフラクタルですので、そう見えるようになるまで練習しましょう。