シナリオを立ててトレードする
トレーダーの皆さんは大体の方が、トレードする前にできる限りトレード前にシナリオを考えていらっしゃると思います。
私もいざトレードを行う時は、チャートを見ていくつかのパターンを準備してトレードに入るようにしています。
今日はランダムに動く相場の中でシナリオを立てる重要性について、今週行ったトレードを踏まえて触れてみたいと思います。
今週はスキャルを除くデイでのトレードとしては
ドル円 ロング ショート
ポン円 ロング ショート
ユーロドル ロング でした。
今日はそのうちのドル円のトレードだけを少し振り返ってみたいと思います。
早速トレード事例に入ります
(2/27投稿)
まず1時間足レベルで綺麗な三尊を確認。
特に右肩の部分が上髭の陰線で引けている事から強い売りが入って短期トレーダー勢が負けたことを表している
後は、何を狙うのか?
そうです、転換のショートを狙うのみ
狙い方は過去のブログに記載されていますのでこちらをご参照下さい。
短期的なトレンド転換を狙っていくわけですからトレンドが崩れている事が大切です
この場合三尊を形成した後にネックを割り、戻しの転換を狙う訳ですからカウント的には5点目を狙う形になります。(最高値を1点目として数える)
ちなみに今回のトレードは1時間足レベルを見据えたトレードですのであくまでも短期的な転換を狙っています
1時間足で確認した後、エントリータイミングで使ったのは15分足です
では、三尊を形成した後の戻しを狙う訳ですが、どのポイントで待ち構えれば宜しいでしょうか?
ネックラインに戻ってきたからエントリーすればいいのでしょうか?
そんなに単純ならFXはみんな勝ってますよね
着目したのはAの右肩の部分です。
Aは1時間足で確認した右肩部分のヒゲの陰線になります
これを15分で確認して見ると、こちらも陽線をつけた後にヒゲの大きな陰線で潰されています。
これは何を意味しているかというと、大きな売りが入った証拠になります。
ですから、このポイントで待ち構えて短期足の15分でローソク足の足の作り方を観察します。
このポイントで引いたラインに来ると必ず陽線の後に陰線を形成していますね。
これは何かと言うと、上位足では止められている証拠なんですね。
まずは、この陰線でエントリーしています。
そして続けて2発目も同じようなタイミングでエントリーしています(上図参照)
ローソク足が分からない方はこちらも参考にして下さい。
- 三尊を形成しネックを割った時点で5点目の戻しを狙う
- ネックにタッチしたから打つとかではない
- この場合大きく売りが入った部分(右肩)があるので、そのポイントでラインを引いて待ち構える
- ラインに到達した時のローソク足を観察する
- ラインに来ると陽線の後に陰線が出るリズムが見受けられる
という手順になります。
このトレードは自分的には鉄板の形でしたので何の迷いもないトレードでした。
これはロングエントリーをする前に朝の時点でシナリオを先に投稿していました
https://twitter.com/inazumafx_trade/status/1630356851429892096
実際は下のシナリオで上昇しましたね
ただ個人的な反省は少しエントリーが遅れました。
これだけだと大雑把ですので少し掘り下げて見ていきます。
まず、高値Aからは戻り売りが入り、ダウが続くならば安値を更新していかないといけない。
それがBで安値を切り上げ高値Cが高値Aを超えた。この時点で上目線となる
後は落ちてくるのを待ち押し目を拾っていくだけなのだが、自分は外出中でこの辺りを見逃しました。
D地点で-1σを割れずに行ったり来たりしていますので、下に行きにくい事が分るのでエントリーできる。
Fでは切り上げの押し目なので陽線確定でエントリーしなければならない。
自分が携帯でエントリーしたのはこの少し上でした。
利確は日足のカップの実体の部分を意識して利確しています。
このロングのトレードは外出中で慌てて携帯でエントリーしたのですが、逆を言うとシナリオを立てて準備できていたからこそ、すぐにエントリー出来ました。
ランダムにどう動くか分からない相場の中で、前もってシナリオを数パターン立てて準備することができれば、あとは「こうなったらこうする」というだけですので感情に左右されることなく、淡々とトレードができると思います。