スキャルピングで行くか、デイで行くか? 利確の判断基準を考える
こんにちわイナズマトレーダーです。
皆さんのトレードスタイルはスキャルピングでしょうか?デイトレードでしょうか?
当然自分はスイングだという方もいらっしゃるでしょうしトレードスタイルは人それぞれだと思います。(ここではスイングの事は考えないものとします)
私はというと、相場次第でスタイルを考えています。
- スキャルピング エントリーとエグジットが上手くはまれば利益の回数も多いので稼げる額が多くなり上から下まで取れるが、損切回数が多くなると最悪の場合、損切貧乏になってしまったり、利確した後にレートが伸びてしまうなんて事もあるかと思います。
- デイトレード スキャルピングよりは大きな波で捉える分、多少のエントリー誤差が気にならずエントリーからエグジット迄、いちいちレートの小さい動きが気にしなくていいし、なによりゆったりとトレードができる。しかしエントリー回数が少ない分、稼ぐロットを上げないと稼ぎずらい。
この様にそれぞれ特徴がありますし、エントリーしてからエグジットまでは、それなりの経験や知識が必要であって、初心者がすぐにものにするというのはなかなか難しいと思います。
ただ一つだけ言える事は、エントリーが多少ズレていたとしても、レートの方向性さえ間違っていなければ、スキャルピングでもデイトレードもどちらでも良いし、どちらでもものにできると思います。
結局、今日もついドル円よりポン円売ってしまった😋 pic.twitter.com/DTQztDaCw9
— イナズマトレーダー (@inazumafx_trade) 2023年3月2日
3.3にトレードしたポン円です。
上の図はエントリータイミングとして使用した5分足になります。
根拠となる足は15分が見やすかったので15分を基準に考えたのですが、先に上位の足から見ていこうと思います。
4時間足(エグジット後のチャートになるのでレートが進んでいます)
4時間足でラインを引いている部分(黄色いマーク)が過去でサポレジでも使われていたのでこのラインに対する反応を見ていました。
この図はエグジット後のチャートですので、当然ラインの下にレートが割った後、戻しでもラインに止められているのが分かるかと思います。
注)実際のエントリー時には止められるかどうかは分からない
この図をイメージしながら次の15分足を見てみて下さい
15分足
三尊を形成した後、高値を切り下げネックを割ってきました。
レートが戻してきて4時間足で引いていたラインの所まで戻してきて陽線ですが上髭で止められました。そしてその価格帯は、ネックの部分とも重なります。
これだけでエントリーというわけではありません。
但しなるべく高い位置から売りたいので、他に根拠が無いか探します。
2枚目をご覧下さい
上位の戻り売りが入る前の短期的な上昇がEMA50で上がっていました。
これは30分足で見ると21MAにも相当します。
この上昇の部分を私は見ていたので、戻り売りのターンでもこれが使われると考えていました。
整理します
- 4時間で注目したラインでのサポレジ
- 短期足の15分足のMAでのサポレジ
エントリーしないといけない場面です。
後はなるべく上から入りたいので5分足でタイミングを取りました。
5分足
赤い枠の部分をご覧ください
陽線で勢いよくラインまで戻し上髭で引け、その後上髭の陰線で確定しました。
私はこの足でエントリーしました。何故なら上位では髭になるからです。
上に上がれない証拠になります。
ここで、このトレードをスキャルで見るか、デイで見るかで損切位置が変わってきます。(上図参照)
とりあえず、このエントリーした時点ではスキャルで考えていたので上図のポイントに損切を置きました。
ちょっと時間を進めます。
エントリーしてから含み損無く順調に下落して、最初の利確目標のCのポイントまで到達しました。
ここで利確しようか考えた時に1時間足を確認して見ると
レートが下落してー1σに引っ掛かっているのが分かると思います。
レートの進行方向に対して逆向きのボリンジャーバンドは障害になりやすい
という特徴がありますので、確かに一旦は反発するが流れが下落の流れでしたので、また落ちるだろうと読み、利確はせずにむしろ「上に戻ってきたらロットを追加してやろう」と考えていました。
損切位置も5pip程度だったので狩られても別に痛くないと考え席を外して放置していました。
ポン円
— イナズマトレーダー (@inazumafx_trade) 2023年3月2日
まぁ、懲りずに打ってますけどね⚡️ pic.twitter.com/y7z8PGw1h9
利確はもともと30分のMAで動いていたので30分で認識できる節で利確しました。
結果的には十分プラスで終える事ができました。
-
- スキャルのつもりでエントリーした
- スキャルの利確目標まで到達したが、中期(1時間)を確認した判断からデイに切り替えた
- デイに切り替えたが損切位置は変えなかった
- 数PIPで一度、損切にあう
- 損切後、再度すぐにエントリーした
という流れでしょうか。
私は相場の状況次第でよくこういったトレードはするのですが、大事な事はレートの方向性さえ分かっておけば良いという事です。
逆にそれが把握できていなくて、スキャルピングだけの目線であれば、今回のトレードは、損切されてすぐにエントリーというのが難しかったと思います。
損切りされてもすぐにエントリー出来たのは、スキャル目線とデイ目線の両方の目線が揃っていたから、つまりレートの方向性が分かっていたから出来たトレードでした。
「木を見て森を見ず」といいますが「木も見て森もみましょう」
それでは今回はこの辺で終わります。