メンタルよりもスキルを身に付ける方が先

今回はトレードの記事ではありません。

ちょっと気分を変えて、FXを始めた頃の私の体験談を書いてみようと思います。

 

FXを始めた動機は皆さんも、ほとんどの方がそうだと思うのですが、お金を増やす為でした。

 

若い頃、血まなこになって馬車馬のように働き、ある程度余裕も出来てきた年齢になって、「これから先、資金を増やしていく為にはどうすればいいだろうか?」と考え、色んな人にアドバイスを聞いたり、色々な本も手当たり次第に読みました。

 

それこそあの有名な「金持ち父さん貧乏父さん」も読みました。

 

その本を読み終えた後に、今までは生きていく為にがむしゃらに働くしかできなかったので仕方なかったが、このままでは将来が怖いと思うようになりました。

 

そこで思い立ったのが「そうだ投資だ!」という考え方でした。

 

ただ投資の世界なんて全く縁がなかったものですから、何から始めていいか分かりません。

 

とりあえず株とか仮想通貨とかを始めてみました。

 

ちょうど当時はビットコインバブルがあった時期で、2018年ぐらいだったと思うのですが、価格が数倍にも跳ね上がり億り人なんて呼ばれる人達がいっぱい誕生していました。

 

実際、自分の知り合いにも億り人になった人がいました。

自分も「億を掴んでやろう!」と思って、仮想通貨に数百万は投資していたと思います。

 

ただ、当時の自分には全く知識がなく、買ったら価格が上がっていく想像しかしていませんでした。

買った価格は天井圏だと知らずに...

 

そして

 

当然、価格は下落しました。

 

いわゆる塩漬け状態です。

 

不思議なもので投資って、成功したら人に自慢したくなるくせに、失敗した時って、恥ずかしくてなかなか他人に言えないんですよねー。

 

それから少し時が経ち、何かないかと模索している時に友人がFX始めていました。

その友人からFXで100万円が300万円になった話しを聞き、

「FXって儲かるんだぁ~」って勝手に思い込んでしまい、FXを始めました。

今思えば、ここからが地獄の始まりでした。(笑)

 

 

最初の頃は何となく勝ってしまい、「俺ってこれ(FX)向いてるのかも」って勘違いをしてしまい、「よしもっと稼ぎたい」と思って勉強を始めました。

この頃の自分はまだFXを舐めていたと思います。

 

いっぱい教材も買って試してみました。

しかし、勉強すればするほど負けていくんです。

結局1000万くらいは負けたと思います。

 

これは今だから分かりますが、確かに知識をつけるという事は武器にもなりますが、あまり多くの武器を持っても、使い方が分からなければ、いざどれを使えばいいか分かりませんし、全く役に立ちません。

 

だから

なるべくシンプルに1つか2つを使って、ずっと同じ事をした方がいいと思います。

 

そして貯金もだいぶ減りました。

この頃は本当やばかったですね~。

 

これはやばいと思いそれから朝6時に起きては夜中の2時ぐらいまで、とことんFX漬けの生活でした。

1年以上はそういう生活を続けていました。

 

そして、何度もトライ&エラーを繰り返していくうちに何となくですが、チャートのパターン的なものが分かるようになってきて使う武器も絞られてきました。

今考えると、いらないインジケーターもいっぱいありました。

 

そこから取り合えず、「チャートがこうなったらこうしよう」という考え方にようやく落ち着き始め、無駄なエントリーが減り、負けが少なくなってきました。

 

スキルを身に付けだすと、最初の頃はエントリーしてはドキドキしながらチャートを見ていたのに、そういうのも全く無くなりました。

 

投資というと皆さんはどんな想像をされますでしょうか?

私は何となく

「自分が働いていなくても、お金が勝手に稼いでくれる」

そんなイメージでしたが、現実は全く違いました。

少なくともFXは技術職だと思い知らされました。

 

仕事と同じで何年か必死で取り組んで、そして身に付くものだと思います。

ですので、メンタルが弱いとか強いとか、よく言いますが最初の頃はメンタルが弱くて当たり前ですよー

だってスキルが無いんですから。

スキルも無くて勝った人なんて、それはたまたまであり、一過性のものだと思います。

 

だから始めは、お金の事は考えずにスキルを磨くことに重点を置き、どんどんそのスキルを磨いていけば、自ずとお金はついてくると思います。

 

トレーダーはスキルを磨いて練習しないと勝てませんよ!!